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ナビコラム

北海道大学 総合博物館

2008年12月12日    yasuko


大学の博物館に出かけたことがありますか?
大学の中には博物館を持っている大学もありますが、残念ながらその
存在があまり知られていないこともあるようです。
大学にはもともと研究のために集められた標本や道具など、学術情報
(がく じゅつじょうほう)として貴重(きちょう)なものがたくさん
あります。
それらを整理、保管(ほかん)し、展示(てんじ)してあるのが大学の
博物館です。
展示されているものは、展示のためにそこにあるのではなく、研究の
ために残してあるものが多いので、大学の博物館では様々な「本物」に
出会うことができるのです。

北海道大学のキャンパスで

今回は北海道大学の総合博物館をご紹介します。
北海道大学のキャンパスに入ると緑が多くとても広々としています。
キャンパス内の自然は加工されすぎておらず、緑とキャンパスとが
溶(と)け合っていて歩くだけでも安らぎを感じることができます。

今まで行ったいくつかの大学の中でも特に
キャンパスを親子連れで歩く姿が多かった
のが印象的(いんしょうてき)でした。
子供をつれたお母さんが
「大学ってね・・・」
なんて話しているのも聞こえてきましたよ。

北海道大学 総合博物館

北海道大学には、札幌農学校開校(1876年)
以来所蔵(しょぞう)されている学術標本(がく
じゅつひょうほん)が400万点もあります。
それらの一部が総合博物館に展示されているの
ですが、化石 や鉱石、鳥類 標本(ちょうるい
ひょうほん)など、その数には圧倒(あっとう)
されます。
博物館は理学部(りがく ぶ)の建物の中にあって
一階から三階にわたるかなり広いスペースが
博物館として使われています。

雪は天から送られた手紙

一階では北海道大学の歴史についての展示
(てんじ)や企画展(きかくてん)が行われて
います。
北海道大学で研究をされていた中谷宇吉郎
先生の研究に関する展示もありました。
中谷先生は結晶 (けっしょう)の観察
(かんさつ)から「 は天から送られた手紙である」という有名な言
を残されています。
博物館では中谷先生の研究室を復元 (ふくげん)した部屋を見ることも
できました。

中谷先生の著書『科学の方法』については東京大学大学院航空宇宙
工学専攻教授の鈴木真二先生が「ブックナビ」でご紹介して下さって
います。
こちらからご覧下さい。
ブックナビ『科学の方法』


オホーツク文明

2階、3階では学術(がく じゅつ)テーマ別の
展示が行われています。
海の恵(めぐ)みの中に文明を築(きづ)いた
オホーツク文明に関する展示では、信仰(しん
こう)に使われたクジラの頭蓋 (ずかいこつ
)などもありました。
その前に立ってみると、その大きさと本物の
の前にした緊張感(きんちょうかん)とで
キドキします。
ケースに入れられることなく展示されていまし
た。

大きな石英み〜つけた!

博物館の廊下(ろうか)にも所せましと岩石や
鉱石(こうせき)などが
展示されていました。
上から見るときれいに六角形の形をした石英
(せきえい)もありました。
大きさはなんと対角線(たいかくせん)で50
センチ!

恐竜(きょうりゅう)の骨(ほね)に会える

子供たちに人気の展示の一つ、恐竜
ありました。
展示されている はレプリカですが、学内には
本物が保管(ほかん)してあるのだそうです。
左 :日本のサウルス(日本竜)
中央:デスモスティス 
右 :マチカネワニ(恐竜 ではありません)
 

昆虫標本(こんちゅうひょうほん)の部屋(へや)

たくさんの昆虫の標本がありました。
写真中央の奥(おく)の棚(たな)には木の
標本も並(なら)べてあります。

植物標本(しょくぶつひょうほん)の部屋(へや)

写真のパネルは横幅(よこはば)が30センチほど
あるので、この標本はかなり大きいのです。
オオバナノエンレイソウといい、北海道大学の校章
(こうしょう)にもなっています。

本物がもつ緊張感(きんちょうかん)を感じられる場所

北海道大学総合博物館は展示物の数がとても多く、
ここで全部は紹介(しょうかい)できないほど
です。
ゆっくり観(み)て回っていると、あっという間に
2時間、3時間と過ぎてしまいます。
館内では親子連れが巨大(きょだい)なクジラの
ヒゲの前でじっとヒゲを見つめていたり、出張(しゅっちょう)に来た
ビジネスマンがゆっくり展示を眺(なが)めていたり、思い思いに博物館
を楽しんでいるようでした。
大学の博物館はその地域について研究するためのものが集められて
います。
そして研究のために集められたものには、本物の持つ緊張感があり
ます。
館内には大学で研究をしている研究者の方が学芸員(がく げいいん)
としていらっしゃる場合もあります。
是非(ぜひ)近くの大学の博物館に出かけて、本物に出会い、研究者の
方のお話を聞いてみて下さいね。