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実験ナビ

空飛ぶロボットを作ります!~ついに本番!

2009年09月30日    かがくナビ取材チーム


とてもいい笑顔です。おめでとう!

さあ、ついに「第5回学生室内飛行ロボット コンテスト」の本番がやってきました。
今日までがんばってきた3つの製作チームですが、結果はどうだったのでしょうか?
早速コンテスト本番の様子をお伝えしましょう。
本番では予想していなかった出来事もおきましたよ。

【目 次】
第1回 夏休みの自由研究と飛行ロボット 作り
第2回 主翼のひみつを探ってみよう
第3回 飛行ロボット を試してみよう
第4回 ついに本番!

「あめんぼ」製作チーム ピンチはチャンス!?

試験のときにはすばらしい飛行をみせてくれた「あめんぼ」にまさかの事態です。予選の映像 を見てみましょう。

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お手玉を落とすところはとても順調でしたね。ところがその後、機体の調整がうまくゆかず思い通りに飛ばすことができなかったようです。しかも機体がカメラに激突して、一部が壊れてしまいました。本番というのは何がおこるかわかりませんね・・・。

「あめんぼ」製作チームの場合、競技を行う時実際にリモコンを動かして飛行ロボット を飛ばす操縦者が1人、お手玉を装着したり機体を調整したりする担当者が2人という構成になっています。

予選は「絶好調」というわけにはいきませんでしたが、調整を担当しているメンバーが操縦者に対し、「ちゃんとゴール地点に帰還してくれてありがとう」とあたたかい言葉 をかけていました。このようなお互いを思いやる気持ちが「あめんぼ」製作チームを支えているのかもしれませんね。

なんとかぎりぎりで決勝に残ることができた「あめんぼ」製作チームですが、ここで方針を変えることにしました。修理した機体を今この場で最高の状態には調整できないと分かったからです。そこで優勝を目 指してポイントをかせぐのをやめ、その代わりに自分たちが開発した「自動で高さを調整する機能」の魅力 が会場のみんなに伝わるような「デモンストレーション」を行うことに決めました。

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「あめんぼ」製作チームは、機体の説明をポスターにして展示する「ポスタープレゼンテーション」という部門にも参加していましたよ。とてもおもしろい発表をしていました。なんと本物の機体と同じ「高さを自動で調整するシステム」をそのままポスターにしてしまったのです。下の映像 を見てください。ポスターに取り付けられたセンサーに手をかざすと尾翼(びよく)が動きますよ。これには他校からの参加者も興味津々だったようで、「あめんぼ」製作チームのメンバーにたくさんの質問をしていました。

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決勝直前の「あめんぼ」製作チーム

最後に結果ですが、残念ながら「あめんぼ」製作チームは優勝することができませんでした。でもポスタープレゼンテーションで「ベストプレゼンテーション賞」を受賞することができました!よかったですね!
コンテストの閉会式が終わったあとにたずねてみると、「できれば優勝したかったのですが・・・。ポスタープレゼンテーションで賞がとれたので、自分たちのやりたかったことは伝わったのではないかと思います」と話してくれました。うれしいけどさみしいような、そんな表情の3人でした。

「あめんぼ」製作チームのメンバーは来年、1人がさらに博士課程へと進み、2人は卒業して航空関係の企業に就職するということです。チームとしては今日で解散なのですね。これからはそれぞれの目 標に向かって挑戦を続ける「あめんぼ」製作チームです。


他校の参加者に質問を受ける「丁からす」製作チームのメンバー

「丁からす」製作チーム なんと欠場!

飛行試験の段階で飛び立つことができなかった「丁からす」はとうとう本番までに製作が間に合わず、予選に出場することができませんでした。個性的でかわいい機体が飛び立つところをみてみたかったのですが・・・。残念です。
でも、製作チームのメンバーたちは会場にやってきて「ポスタープレゼンテーション」に参加していました。他の学校から参加したみんなは興味深そうに「丁からす」についての説明を聞いていましたよ。
プロペラを付けずにはばたきの力 で飛ばすというアイデアを最後まで大事に挑戦し続けた「丁からす」製作チームに拍手を送りたいですね!

「すーぱーぽんぽん号」製作チーム 飛行試験の日から急成長!

飛行試験ではネットに激突していた「すーぱーぽんぽん号」ですが、コンテストの本番では、ゆっくりと飛び立ちうまくお手玉を落下させていました。

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反省会中の「すーぱーぽんぽん号」製作チームのメンバー

予選が終わった直後、「すーぱーぽんぽん号」製作チームのメンバーが集まっているところにおじゃましてみました。「もうすこしできることがあったかな」と言いながら反省会を行っている様子です。でも参加してみてよかったこともあったようです。「いつも大学では理論中心に学んでいるので、実際に飛ばすことの出来る機体を作る機会はありません。経験できでよかったです」と話してくれました。そして当日、操縦を担当した製作チームのメンバーは「操縦はすごく楽しかったです!」と教えてくれました。
初出場でここまで来た「すーぱーぽんぽん号」製作チームのみなさん、おつかれさまでした!

4回に渡ってお伝えしてきた「空飛ぶロボット を作ります!」は今回で終わりです。
製作しているところからコンテスト本番までを追いかける中で、飛行ロボット を思いどおり空に飛ばすということは、想像 以上に難しいことなのだと分かりました。

基本を大切にしながら初めてコンテストにのぞんだ「すーぱーぽんぽん号」や最後まではばたきのアイデアを大事にしていた「丁からす」、そして優勝にこだわらず「ロボット 」らしい機能の開発をやりとげた「あめんぼ」、各製作チームのみなさんからものづくりのたいへんさとおもしろさが伝わってきました。

そして同時に印象に残ったのは、性格も得意なことも違う仲間と一緒に1つのものを作る中で芽生えてくるつながりです。いろいろな知識はどこかの本に書いてあるかもしれませんが、こればかりは体験した人にしかわからないでしょう。

もしも「何か作ってみたいな!」と思ったのなら、ぜひチャレンジしてみてください。
できるのなら、仲間と一緒に。
今までの自分が知らない、新しい発見があるかもしれませんよ。


★「第5回全日本飛行ロボット コンテスト」の結果はこちらでご覧になれます
http://www.indoorflight.t.u-tokyo.ac.jp/