じっくり考えてみる、サプリメントのこと
2007年02月26日 大石かおり
最近は、コンビニエンスストアでも気軽にサプリメント が買えるようになりました。値段も手ごろなものが並んでいます。でも、サプリメント ってほんとうに簡単に飲んでもいいもの?
宣伝文句は魅力的
サプリメント
を飲んでみようかなと思ったことはありますか。「友達がいいって言ってた」「雑誌で紹介されていて良さそうだった」「店員さんに勧められた」。いろいろな場面で試してみたくなるかもしれません。
でも、その判断のしかたは危険です。たとえば、美容や若返り、ダイエットの効果があると宣伝されているコエンザイムQ10(キューテン)を例に考えてみましょう。
コエンザイムQ10は爆発的なブームとなり、サプリメント
としてもいろいろな会社から製品化されています。雑誌でも紹介されましたし、試してみた人による、いわゆる「口コミ」も飛び交っています。
よくある宣伝文句としては、
・ もともとからだの中で作られているものなので、安心です。
・ 年齢とともに、体内で作る力
が弱まってきます。
・ いわしにも含まれていますが、毎日20匹以上食べないと必要量が取れません。
・ 一粒で100ミリグラム(mg)とることができます。
など。どれも安心で魅力
的に聞こえます。
心臓病の薬だった
でも、このコエンザイムQ10、もともとは心臓
の病気のための薬でした。しかも、心臓
病の薬剤として認められた用量は、一日30mg。また、薬を飲むことで下痢や吐き気・発疹がでるなどの副作用が出る人もいました。さらに、ワルファリン
という血圧の薬と一緒に飲むと、薬が効きすぎてしまう可能性があることも報告されています。ただし、このような事実はなかなか私たち消費者
のところにまで届いてきません。
「食品からとりきれない栄養を補える」のがサプリメント
の長所だと考えられていますが、それを裏返して考えると、「食品からではとりようがないくらいの栄養を過剰にとってしまう」ことでもあるのです。サプリメント
を飲むときには、薬を飲むときと同じくらいの注意深さが必要なのです。
たくさんの情報があふれ、簡単に手に入るサプリメント
。それを摂取するとき、私たちは何を基準に判断をしたらよいのでしょうか。医師や栄養士、薬剤師などのプロに相談するのもひとつの方法ですよね。
サプリメント
のほかにも、世の中にはいろいろな情報があります。ラクしてお金
が儲かる方法、病気がよくなる魔法の水
――。判断に迷ったとき、「耳
によい言葉
」を信じるだけでだいじょうぶですか?





