科学ドキュメント

湊和雄の沖縄だより 「オキナワクワゾウムシ」

2006年12月08日   


沖縄から毎週届く、写真家・湊和雄さんの撮り下ろし写真! 今週は少しずつ寒くなってきた沖縄から「オキナワクワゾウムシ」を紹介。

オキナワクワゾウムシ

沖縄も少しずつ冬らしさを感じるようになってきました。それでも亜熱 帯の島では、まだまだ活動している昆虫も少なくありません。このオキナワクワゾウムシも、少し大きなシマグワの木を探せば、たいてい見つけることができます。
 誰でも、野外で見つけた昆虫の種類を図鑑で調べた経験があるでしょう。そのときに、全体の形も重要ですが、体の色や模様も重要な手がかりになるはずです。ところが、このオキナワクワゾウムシの白っぽい色や模様は、体の表面に付いている粉によって描かれているのです。そのため、古い虫では白い粉がはがれて黒っぽくなっていることもあります。そして、このときはいつものシマグワではなくイヌビワの木にいたのも、種類を判断するにあたってちょっと難しいポイントでした。
(体長12~14mm)

プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱 帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイト http://3710km.com/dairy.html