火星の大規模な砂嵐をハッブル宇宙望遠鏡が捉える
2005年11月04日
一番興味をそそる惑星 と言えば火星 ? 火星 には水 があるし、はるか大昔には、生物がいたらしい。人類が月 の次に目 指しているのも、火星 。その火星 に発生 する砂嵐を宇宙 空間の高性能望遠鏡 で見ると……。

火星と地球が接近する好機
かつて生物がいたかもしれない、そして、今も生物がいる可能性が捨てきれない火星
。その火星
は、地球のすぐ外側を回っています。
地球が太陽
の周りを1周するのに365日かかるのに対して、火星
は687日かけて1周します。そのため、地球と火星
は近づいたり離れたりしていて、2年2か月
ごとに地球と火星
は接近します。
2005年10月
下旬も火星
が地球に近づく時期で、両者の距離は約6900万km。月
と地球の距離は約38万kmなので、その180倍くらいの距離まで近づいたというわけです。
この好機に、宇宙
空間に浮かぶ「ハッブル宇宙望遠鏡
(HST)」も火星
に目
を向けました。そして、捉えたのが火星
表面の大規模な砂嵐です。

長さ1500kmに及ぶ砂嵐
写真1には火星
全体が写っていますが、中心のやや上あたりに、明るいオレンジ色にかがやく
砂嵐が捉えられています。
詳しくは写真2を見てください。2つ並んだ右は、写真1の中心付近に起こった砂嵐を拡大したものです。そして左は、同じ場所を2001年に撮影したもの。
右の写真では、左の写真に写っていた地形の濃淡が砂嵐で隠れてしまっています。この大規模な砂嵐は長さにして1500kmに及びました。
月
までの距離の180倍離れても、これだけ鮮やかに見える砂嵐って、どんなものでしょう? 写真を見ながらそんなことを想像
してみるのも楽しいですね。
HSTの画像を楽しもう!
この砂嵐が起きた場所は、無人探査
車「オポチュニティー」が着陸した地点と重なっています。NASA(米国国家航空宇宙
局)は、「砂嵐が太陽
光線を遮り、探査
車の太陽電池
が十分に発電できないかもかもしれない」と心配するコメントを発表しました。しかし、その後もオポチュニティーは活躍を続けています。
ハッブル宇宙望遠鏡
は1990年に打ち上げられて以来、そのずば抜けた視力
で宇宙
の謎を次々に解き明かしてきました。撮影され画像
処理された写真の美しさも超一級品です。インターネット
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