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湊和雄の沖縄だより 「ヨナグニサン 雌」
2007年08月31日
与那国の方言では「アヤミ(模様のある)ハビル(蝶)」と呼ばれています。その名のとおり、はねには見事な模様。そして、前ばねの先端は、ヘビの顔のように見えるといわれます。気づきましたか?
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| ヨナグニサン |
ヨナグニサン 雌
さまざまな動物の日本最大の種類は国内のどこかで見られますが、世界最大となると、このヨナグニサンだけでしょう。ただし、蛾や蝶の大きさの比較でよく用いられる*前翅長ではなく、はねの面積での比較だそうです。
いずれにしても、日本で世界最大級の生物が見られるということは、ちょっと驚きですね。雄よりも雌がひと回り大きく、前翅長は140mmにもなります。はねを広げたときの幅は、最大で30cm近くにもなるわけです。
和名から、与那国島だけの固有種に間違われますが、西表島と石垣島にも生息
しています。これまでにも、何度となく絶滅
が心配されてきました。さらに、一昨年の大型台風
直撃以降、激減していました。それがやっと今年の夏になって、回復してきたようです。
沖縄県指定天然記念物
*前ばねの付けねから先端までの直線距離で表します。
プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱
帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html



