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今週のグラフィックス

湊和雄の沖縄だより 「ヤエヤマツダナナフシ」

2007年09月07日   

見た目 も相当に奇妙ですが、その体もまるで合成樹脂 製のフィギュアのような質感といいます。全国の昆虫館などで飼育・展示されるようになりましたが、地元の西表島では、近年、その数が激減しているそうです。

ヤエヤマツダナナフシ

1989年末のことでした。西表島の写真家から「見たことのないナナフシを見つけた」という電話が入りました。話を聞くと、確かにこれまで知られている種類とは違うようです。早速、生きた虫を送ってもらったところ、台湾や東南アジアに生息 しているツダナナフシの仲間でした。その後の詳しい研究から、西表島のものはやや姿に違いがあるため、*別亜種 として扱われ、ヤエヤマツダナナフシと呼ばれることになりました。

昼間は、海岸に生えるアダンという刺だらけの植物の の隙間に潜んでいるため、姿を見ることはありません。夜になると活動を始め、アダンの を盛んに食べます。今のところ、雄は見つかっていません。雌が単独で を産み、繁殖 をします。
体長101〜112mm。その後、石垣島でも見つかっています。

*種としては同じでも、生息 地域によって姿に違いが見られる場合、亜種 として区別します。

プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱 帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html


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