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今週のグラフィックス

湊和雄の沖縄だより 「ツチイナゴ 幼虫」

2007年09月28日   

ツチイナゴと聞くと、晩秋の枯れた草原のような、土色の体色を思い浮かべる人も多いと思います。ところが、この幼虫 は、ご覧のように夏の草原に溶け込む鮮やかな緑色の幼虫 もいれば、褐色 の幼虫 もいて、体色の幅はとても広いそうです。まるで迷彩服のようですね。

ツチイナゴ 幼虫

このツチイナゴは、本州よりも南の地域に生息 していますから、みなさんも見たことがあることでしょう。夏にはまだ幼虫 で、秋が深まるころに成虫 になり、そのまま冬を越すのです。成虫 で越冬するバッタは、日本の温帯ではこの種類だけなのだそうです。

沖縄でも、今の季節たくさんのツチイナゴの幼虫 が見られます。間もなく、たくさんの成虫 が生まれてくることでしょう。しかし、亜熱 帯の沖縄では、秋だけではなく、1年中、発生 を繰り返しています。

温帯の地域では、成虫 が出現するのは1年に一度という種類がほとんどです。ところが、亜熱 帯では春から秋にかけて、あるいは1年中、何度も成虫 が生まれてくる種類が多いのです。
成虫 の体長50〜70mm

プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱 帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html


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