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湊和雄の沖縄だより 「アカボシタツナミソウ」
2008年03月14日
今回は、亜熱 帯の山林に可憐な花を咲かせるアカボシタツナミソウ(赤星立浪草)です。「立浪」の名は、同じ向きに並んで咲く花の姿が、海辺に次々に寄せる波 頭を思わせることから名付けられたといわれます。花の美しさとともに、名付け親の豊かな想像 力 にも感心させられますね。
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少しずつ新緑の広がる沖縄本島北部、山原(やんばる)の森です。樹々の芽吹きだけではなく、森ではさまざまな花が見られる季節になりました。ハクサンボク、トベラ、オキナワスズ
ムシソウなどに混ざって、地表に近いところでは、アカボシタツナミソウが見られます。
和名の「赤星」は、花ではなく葉
にある模様をさす、という説もあるようです。いずれにしても、花弁
にちらばる模様は、赤というよりもピンクや紫やブルーに見えます。花にチョウがやってくることはそれほど多くありませんが、ハチやハナアブなどが蜜を求めて飛来するのを見かけます。そのような光景を見ると、春の訪れを感じることができます。
沖縄諸島から屋久島にかけて見られます。高さ20〜50cmに伸びて、1月
から5月
ごろにかけて花が開きますが、ちょうど3月
ごろにピークを迎えます。
プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱
帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html



