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湊和雄の沖縄だより 「オオシマカクムネベニボタル」
2008年03月21日
沖縄の春の昆虫たちの中で、ひときわ目
立っているのが「オオシマカクムネベニボタル」。
今回は、この昆虫と、この昆虫に似ているために得をしている「ちゃっかり者」のお話です。
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オオシマカクムネベニボタル
新緑におおわれた沖縄本島の北部、山原(やんばる)の森では、春の昆虫たちがすがたを現しはじめました。そのなかで、とくに目
立つのが、あざやかな赤いはねをもつ甲虫のなかまたちです。遠くから見るとどれも同じようなすがたに見えますが、よく観察すると実は何種類もの甲虫が混ざっていることがわかります。
この不思議な状況を説明する鍵をにぎっているのが、オオシマカクムネベニボタルという昆虫です。ベニボタルのなかまは、危険を感じると脚から毒を含む液体
を出します。この行動によって、鳥などの天敵
に食べられる危険性が低くなります。あざやかな色は、毒を持っていることをアピールするためのものなのです。そして、実際は毒を持っていないのに、ベニボタルにすがたが似ていることによって、天敵
に食べられずにすんでいる昆虫もいるのです。
体長10.5〜15.2mm。沖縄諸島と奄美諸島に生息
プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱
帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html



