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今週のグラフィックス

湊和雄の沖縄だより 「オオシマオオトラフコガネ2」

2008年04月04日   

山原(やんばる)の森で昆虫を追っている人でも、なかなか会えないといわれている「黒色のオオシマオオトラフコガネ」を、今回撮影することができました。

オオシマオオトラフコガネ2

ちょうど一年前に、オオシマオオトラフコガネという甲虫を紹介しました。沖縄本島北部、山原(やんばる)の森で、春を代表する昆虫の一種です。そして、普通は茶色と黄色と黒色が組み合わさった模様なのですが、数百匹に1匹程度の割合で茶色の部分が黒色に置き換わったタイプが見られると説明しました。その珍しいタイプのオオシマオオトラフコガネが、この写真です。

なぜ同じ種類なのに、このように異なった2つのタイプが出現するのでしょうか?有毒な別の種類に*擬態 (ぎたい)しているわけでもなさそうです。同じ模様の虫だけですと、鳥などの天敵 にすぐに覚えられてしまうのに対して、複数の模様があると、簡単に見つからずにすむ可能性も考えられますね。
体長10〜14mm。沖縄諸島と奄美諸島に生息

*有毒あるいは武器を持つ他の種に姿が似ることによって、天敵 に捕食される可能性が低くなると考えられる現象

プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱 帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html


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