2007年07月27日湊和雄
「チョウの脚の本数は?」と聞かれて、何の疑いもなく「当然6本でしょ」と答えたあなた、もしかしたら観察力 が足りないかも・・・・。6本あっても、4本にしか見えないチョウがいること、知っていましたか。
3年ぶりに大型台風
が通過した沖縄本島ですが、生き物たちへの影響はどうだったでしょうか。山の緑は、潮風にさらされて、まるで秋のように枯れてしまったところも少なくありません。それでも、そこに生息
する昆虫たちのなかには、力
強く生き延びている種類もいます。台風
の直前に撮影したコノハチョウも、同じ地点で無傷のものが見られました。
コノハチョウといえば、枯葉
への擬態
で有名ですが、今回は別のポイントに注目
してみましょう。脚の本数を数えてみると、4本しか見えませんね。昆虫の脚は6本のはずですが…。実は、前脚は小さく折り畳まれていて、ほとんど使われることがないのです。このように、4本脚に見えるチョウは意外に多いものです。夏休みに調べてみるのも、面白いかもしれませんよ。
前翅長約48mm*
*蝶や蛾の大きさは、前ばねの付け根
から先端までの長さを示す前翅長(ぜんしちょう)で表わされます。
プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱
帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html