2008年03月28日湊和雄
2月 22日、沖縄本島の北部、山原(やんばる)の森の新緑のきざしとして「ヤンバルアワブキ」を紹介しました。それから1カ月 ほどたった現在、山原の森は新緑のまっ盛りとなっています。
沖縄本島北部、山原(やんばる)の森では、ちょうど新緑のピークを迎えています。紅葉
も落葉
もほとんど見られない亜熱
帯の森が、一年で最も美しく見える季節です。
山原の森で最も多い木のスダジイ、次に多いオキナワウラジロガシの2種類で、森全体の6割を占めているといわれています。この2種類の木は、まるで野菜のブロッコリーのような形をしています。ところが、山並みをながめていると、これ以外にも変化に富んだ枝ぶりのさまざまな種類の木によって構成されていることがわかります。この特徴が、ほとんど同じ種類の木によって構成されている、北の地方の森との最大の違いなのです。
このように美しい森の見られる季節ですが、この時期は中国大陸から飛来する*黄砂
の影響などで、遠景までクリアに見渡せる日が少ないのが残念です。
*中国大陸の砂漠などで嵐によって巻上げられた砂が、偏西風
によって日本に飛来する現象
プロフィール
湊和雄(みなと かずお)
動物写真家
東京生まれ。大学で昆虫を学ぶために沖縄に渡る。琉球列島をフィールドに、写真とビデオで亜熱
帯の生き物たちを撮影する毎日。南島漂流記のサイトhttp://3710km.com/dairy.html