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自然だより

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サキシマフヨウ

2008年11月07日湊和雄

沖縄は晴(は)れると、まだ気温 (きおん)が30℃前後(ぜんご)にもなる日が続(つづ)いています。そのために、秋というにはちょっと抵抗 (ていこう)を感(かん)じます。それでも、自然(しぜん)のなかにいると、少しずつ秋らしさを感じさせるものが増(ふ)えてきました。

どちらかというと、秋を感じさせてくれるものには、動物(どうぶつ)よりも植物(しょくぶつ)が多い気がします。今の季節(きせつ)は、ちょうどススキの穂(ほ)も出はじめたところです。地味(じみ)なススキに対して、とてもはなやかに感じるのが、このサキシマフヨウの花です。直径(ちょっけい)10cm以上の花が、大きな木では100個以上(いじょう)もつきますから、とてもめだちます。

花の色は、写真のように濃(こ)いピンク色のものから、まっ白のものまで見られます。わたしたちの目 を楽(たの)しませてくれるだけではなく、チョウにも人気(にんき)があるようです。ツマベニチョウやクロセセリなどがやってくるすがたをよく目 にします。
沖縄から九州(きゅうしゅう)にかけて見ることができます。

文 湊和雄
湊和雄(みなと かずお) 1959年東京生まれ。琉球大学に入学し、沖縄に渡る。 大学勤務の後、94年よりフリーの写真家。 熱帯でも温帯でもない日本の「亜熱帯」を映像で表現するため、山原(やんばる)を中心に、琉球列島の野生生物をカメラとビデオで追う毎日。

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