
2008年11月21日湊和雄
テントウムシのなかまは、どれも赤(あか)やオレンジ色と黒(くろ)を組(く)みわせたもようばかりだと思っていませんか?ところが、沖縄にはこのような灰
色(はいいろ)と黒だけのテントウムシが生息
(せいそく)しています。
なぜ、ほかのテントウムシのなかまは、赤やオレンジ色と黒の組みあわせなのでしょう。テントウムシのなかまは、危険(きけん
)を感(かん)じると、脚(あし)の関節
(かんせつ)から液体
(えきたい)を出します。これが、まずい味(あじ)のする毒(どく)なのです。自分(じぶん)たちがまずくて食(た)べられないということを、鳥(とり)などの天敵
(てんてき)に覚(おぼ)えてもらえば、より長生(ながい)きできるわけです。そのことをアピールするためのめだつもようなのです。しかも、テントウムシどうし、どれも似(に)たようなもようをしていれば、毒のあることを、天敵
によりよく覚えてもらえるはずです。
ところが、ハイイロテントウだけは、このように地味でめだたない色をしています。では、毒は持ってないのかというと、そうではありません。やはり、危険を感じると、脚から毒を出すのです。それなのになぜ、このような色になったのでしょうか。ふしぎですね。
ハイイロテントウは、20年以上(いじょう)前には沖縄にはいませんでした。1987年に、はじめて沖縄本島で見つかりました。もともと北アメリカなどに生息
していましたが、ハワイやグァムを経由(けいゆ)して人間(にんげん)が持(も)ち込(こ)んだようです。今では、沖縄本島以外の沖縄の島でも見られます。体長(たいちょう)約6mm
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