かがくナビ

  • 初めての方
  • 文字サイズ
  • 大
  • 中
  • 小
  • home
  • 科学ニュース
  • 自然だより
  • 特派員レポート
  • 科学ムービー
  • ブックナビ
  • ナビコラム
  • 特集
  • ブログ
  • ナビのひろば

ブックナビ

ディスクリプション ディスクリプション

ハイイロテントウ

2008年11月21日湊和雄

テントウムシのなかまは、どれも赤(あか)やオレンジ色と黒(くろ)を組(く)みわせたもようばかりだと思っていませんか?ところが、沖縄にはこのような灰 色(はいいろ)と黒だけのテントウムシが生息 (せいそく)しています。

なぜ、ほかのテントウムシのなかまは、赤やオレンジ色と黒の組みあわせなのでしょう。テントウムシのなかまは、危険(きけん )を感(かん)じると、脚(あし)の関節 (かんせつ)から液体 (えきたい)を出します。これが、まずい味(あじ)のする毒(どく)なのです。自分(じぶん)たちがまずくて食(た)べられないということを、鳥(とり)などの天敵 (てんてき)に覚(おぼ)えてもらえば、より長生(ながい)きできるわけです。そのことをアピールするためのめだつもようなのです。しかも、テントウムシどうし、どれも似(に)たようなもようをしていれば、毒のあることを、天敵 によりよく覚えてもらえるはずです。

ところが、ハイイロテントウだけは、このように地味でめだたない色をしています。では、毒は持ってないのかというと、そうではありません。やはり、危険を感じると、脚から毒を出すのです。それなのになぜ、このような色になったのでしょうか。ふしぎですね。

ハイイロテントウは、20年以上(いじょう)前には沖縄にはいませんでした。1987年に、はじめて沖縄本島で見つかりました。もともと北アメリカなどに生息 していましたが、ハワイやグァムを経由(けいゆ)して人間(にんげん)が持(も)ち込(こ)んだようです。今では、沖縄本島以外の沖縄の島でも見られます。体長(たいちょう)約6mm

文 湊和雄
湊和雄(みなと かずお) 1959年東京生まれ。琉球大学に入学し、沖縄に渡る。 大学勤務の後、94年よりフリーの写真家。 熱帯でも温帯でもない日本の「亜熱帯」を映像で表現するため、山原(やんばる)を中心に、琉球列島の野生生物をカメラとビデオで追う毎日。

過去の科学グラフィックス一覧

並び替え: