
2008年12月19日湊和雄
沖縄本島(おきなわほんとう)北部(ほくぶ)の山原(やんばる)の森(もり)も、少(すこ)しずつ秋(あき)から冬(ふゆ)へと移(うつ)りかわろうと
しています。季節(きせつ)を感(かん)じさせるものの少ない亜熱
帯(あねったい)の森ですが、黄色(きいろ)く色づいたセンダンの実(み)と、赤(あか)く色づいたイイギリの実*が、秋の終(お)わりを伝(つた)えてくれます。
イイギリの実は、昨年(さくねん)の11月
30日にしょうかいしました。とても美しい赤い実をたくさんつけるのですが、鳥(とり)たちには人気(にんき)がなく、冬になってもそのまま残(のこ)っています。
それに比(くら)べて、センダンの実はこの季節、鳥たちにごちそうのようで、ヒヨドリなどが盛(さか)んにやって来(き)ては、食(たべ)べているすがたを見かけます。そして、ほんかくてきな冬がおとずれるころには、実はほとんどなくなってしまいます。
夜(よる)になると、センダンの木にヤンバルクイナ**が登(のぼ)っているのを見かけることがあります。センダンやリュウキュウマツは、幹(みき)がゴツゴツしているので登りやすいのかもしれませんね。ところが、ま冬の寒(さむ)いときには、ヤンバルクイナも木の上には登らなくなってしまいます。今年(ことし)もそんな季節が、もうすぐそこまでやって来ているようです。
高さ5~10m。沖縄~本州(ほんしゅう)に分布(ぶんぷ)
*イイギリ 実(湊和雄の沖縄だより)http://www.kagakunavi.jp/nature/show/1499
**ヤンバルクイナ(湊和雄の沖縄だより)http://www.kagakunavi.jp/nature/show/1465
ヤンバルクイナ(科学ムービー)http://www.kagakunavi.jp/library/show/54
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