
2010年01月29日湊和雄
今頃(いまごろ)が、一年(いちねん)でいちばん寒(さむ)い季節(きせつ)ですね。亜熱
帯(あねったい)の沖縄の山々(やまやま)でも、さすがにこの時期(じき)は、目
立(めだ)つ花(はな)が見(み)られません。もちろん、冬(ふゆ)だけに咲(さ)く花もあるのですが、そのほとんどが白(しろ)や薄(うす)い黄色(きいろ)で、地味(じみ)な種類(しゅるい)が多(おお)いのです。
このサツマイナモリの花も、そのひとつです。関東地方(かんとうちほう)南部(なんぶ)よりも西(にし)の地域(ちいき)で見られますが、沖縄では、水
(みず)の冷(つめ)たい渓流(けいりゅう)ぞいに見られるので、よけいに寒々(さむざむ)しい印象(いんしょう)を受(う)けます。
草(くさ)たけも10~25cmと、踏(ふ)んでしまいそうなサイズです。真っ白(まっしろ)な花も、けっして大(おお)きくはなく、横向(よこむ)きに咲くので、どこか控(ひか)えめなイメージを受けます。
ただし、サツマイナモリはたくさん集(あつ)まって、咲くことがよくあります。この白い花のかたまりは、離(はな)れたところからも目
(め)につきます。
大きさといい、花の色といい、渓流ぞいという環境(かんきょう)といい、どれをとっても冬に似合(にあ)う存在(そんざい)です。しかし沖縄では、1月
(がつ)に咲き始(はじ)めて、3月
が近(ちか)づくとそろそろ花も終(お)わりです。ですから、サツマイナモリは、春(はる)を呼(よ)ぶ花でもあるのです。
〇かがく
ナビ管理人より
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