2010年02月12日湊和雄
立春(りっしゅん)もすぎて、沖縄本島(ほんとう)北部(ほくぶ)のやんばるの森(もり)でも、少(すこ)しずつ春(はる)の気配(けはい)が感(かん)じられるようになってきました。しかし、そのほとんどは植物(しょくぶつ)の芽吹(めぶ)きや開花(かいか)で、まだ昆虫(こんちゅう)の活動(かつどう)は目
立(めだ)ちません。
今(いま)、森のなかでいちばん目
立つ芽吹きは、アカメガシワでしょう。和名(わめい)のとおり、新芽(しんめ)はあざやかな赤(あか)い色(いろ)をしています。紅葉
(こうよう)はほとんど見られない亜熱
帯(あねったい)の森ですが、それに負(ま)けない目
立つ色彩(しきさい)です。
そのまっ赤(まっか)な、小(ちい)さい葉
(は)を注意(ちゅうい)ぶかく観察(かんさつ)すると、黒(くろ)っぽいツブツブが見(み)られることがあります。表面(ひょうめん)はキラキラと光(ひか)っている粒(つぶ)の正体(しょうたい)は、タイワンツブノミハムシという甲虫(こうちゅう)のなかまです。
体長(たいちょう)は2~2.3mmと、とても小さいので、なにをしているかなかなか判(わか)りません。ルーペ
で拡大(かくだい)してみると、赤い葉
の表面を食べているのが観察できます。
沖縄から九州(きゅうしゅう)、四国(しこく)に生息
(せいそく)してますが、成虫
(せいちゅう)が現(あらわ)れるのは、それぞれの地域(ちいき)でアカメガシワの芽吹きの季節(きせつ)のようです。
〇かがく
ナビ管理人より
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