2010年02月12日尾園暁
冷(つめ)たい風(かぜ)の吹(ふ)く河原(かわら)で、キセキレイを見(み)つけました。尾羽(おばね)を上下(じょうげ)に振(ふ)りながら、ゆっくり歩(ある)いています。下(した)を見ながら餌(えさ)となる水
生昆虫(すいせいこんちゅう)を探(さが)しているようです。ときどき石(いし)の間(あいだ)から、小(ちい)さな虫(むし)を器用(きように)つまみ出(だ)して食(た)べていました。
キセキレイはスズ
メより少(すこ)し大(おお)きい程度(ていど)の小形(こがた)の鳥(とり)ですが、長(なが)い尾羽(おばね)が目
立(めだ)ちます。街中(まちなか)でもよく見かけるハクセキレイやセグロセキレイによく似(に)ていますが、名前(なまえ)にあるように黄色(きいろ)い部分(ぶぶん)がよく目
立(めだ)つので区別(くべつ)は簡単(かんたん)です。
水
生昆虫をおもな餌としているためでしょう、小川(おがわ)や渓流(けいりゅう)にいることが多(おお)く、水
辺(みずべ)以外(いがい)ではあまり見かけません。冬場(ふゆば)は単独(たんどく)で行動(こうどう)していて、見かけるのはいつも一羽(いちわ)だけ。ハクセキレイやセグロセキレイがたいてい番(つが)いで行動(こうどう)しているのとは対照的(たいしょうてき)です。キセキレイは夏(なつ)の間(あいだ)だけ、番いで過(す)ごすのです。
セキレイの仲間(なかま)はなわばり意識(いしき)が強(つよ)く、同(おな)じ種類(しゅるい)はもちろん、他(ほか)の種類のセキレイや時(とき)にはジョウビタキなどのまったく異(こと)なる種類の小鳥(ことり)まで、自分(じぶん)のなわばりに入(はい)ってくると激(はげ)しく争(あらそ)って追(お)い出(だ)します。可愛(かわい)らしい外見(がいけん
)からは想像
(そうぞう)もできないその姿(すがた)には、とても驚(おどろ)かされます。それだけ餌(えさ)のある場所(ばしょ)を大切(たいせつ)にしているのでしょう。
いつもキセキレイがいる水
辺(みずべ)は、エサとなる昆虫(こんちゅう)がそれだけ豊富(ほうふ)にいるいい環境(かんきょう)だと言えます。そんな水
辺をいつまでも大切(たいせつ)にしていきたいものです。
ハクセキレイの記事(高嶋さん)
http://www.kagakunavi.jp/nature/show/2286
ジョウビタキの記事(尾園)
http://www.kagakunavi.jp/nature/show/2537