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リュウキュウオオコノハズク

2010年02月19日湊和雄

沖縄本島(ほんとう)北部(ほくぶ)、やんばるの夜(よる)の森(もり)で、「ホッ、ホッ、ホッ」とまるで笑い声(わらいごえ)のようなものが聞(き)こえてくることがあります。それが、このリュウキュウオオコノハズクの鳴き声(なきごえ)なのです。

やんばるの森でよく見(み)られるフクロウ のなかまは、灰 色(はいいろ)のセレベスコノハズクです。全長(ぜんちょう)約(やく )20cmと日本(にほん)最小(さいしょう)のフクロウ です。それに混(ま)ざってときどき見られるのが、このリュウキュウオオコノハズクで、全長は約25cmと少(すこ)し大(おお)きく、赤(あか)みがかっています。

北海道(ほっかいどう)から九州(きゅうしゅう)まで生息 (せいそく)しているオオコノハズクの亜種 (あしゅ)*で、現在見られるのは、沖縄本島と西表島(いりおもてじま)だけです。数(かず)は少(すく)なく、レッドデータブック **の絶滅 (ぜつめつ)危惧(きぐ)Ⅱ類(にるい)に指定(してい)されています。

一年中(いちねんじゅう)活動(かつどう)しているので、ま冬(ふゆ)の静(しず)まりかえった森からも、「ホッ、ホッ、ホッ」という不思議(ふしぎ)な鳴き声が聞こえてきます。

*同(おな)じ種類(しゅるい)でも、生息 している地域(ちいき)によって、少しすがたの違(ちが)う場合(ばあい)、亜種 として扱(あつか)います。
**日本の野生(やせい)の生(い)きもので、絶滅 (ぜつめつ)する可能性(かのうせい)の高(たか)い種類のリスト

〇かがく ナビ管理人より
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文 湊和雄
湊和雄(みなと かずお) 1959年東京生まれ。琉球大学に入学し、沖縄に渡る。 大学勤務の後、94年よりフリーの写真家。 熱帯でも温帯でもない日本の「亜熱帯」を映像で表現するため、山原(やんばる)を中心に、琉球列島の野生生物をカメラとビデオで追う毎日。

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