
2010年03月05日尾園暁
最近(さいきん)、湘南(しょうなん)ではぽかぽかと暖(あたた)かい日(ひ)が続(つづ)きました。これは昆虫(こんちゅう)たちも活動(かつどう)をはじめたに違(ちが)いないと思(おも)い、空地(あきち)のまわりの草(くさ)むらを歩(ある)いていると、じっとしているナナホシテントウが見(み)つかりました。
ナナホシテントウはほぼ日本全国(にほんぜんこく)に分布(ぶんぷ)する、もっとも身近なテントウムシの一種(いっしゅ)です。体長(たいちょう)は8mmほどで、テントウムシとしては大(おお)きな方(ほう)。明(あか)るい赤色(あかいろ)の翅(はね)には、名前(なまえ)のとおり7つの大きな黒(くろ)い斑紋
(はんもん)があるので、ほかの種類(しゅるい)と見間違(みまちが)えることはありません。
このとても目
立(めだ)つ姿(すがた)は、少(すこ)し離(はな)れた場所(ばしょ)からでも簡単(かんたん)に見(み)つけることができますが、どうして天敵
(てんてき)に見(み)つかりやすいこんな姿(すがた)をしているのでしょうか。それは、体(からだ)に毒(どく)のある成分(せいぶん)を持(も)っていて、それを派手(はで)な姿でアピールしていると考(かんが)えられています。これを警戒色(けいかいしょく)といい、一度(いちど)まずいテントウムシを食(た)べた鳥(とり)は、次(つぎ)に同じようなテントウムシを見(み)つけると、もう食(た)べようとしないと言(い)われています。目
立つ姿にはこんな理由(りゆう)があるのですね。そのせいか、ナナホシテントウは目
立つ場所(ばしょ)にいてもあわてることなく、じっと日光浴(にっこうよく)をしているようです。
暖(あたた)かさに誘(さそ)われて出(で)てきたナナホシテントウですが、まだエサとなるアブラムシは付近(ふきん)に見当(みあ)たりません。本格的(ほんかくてき)に活動(かつどう)をはじめるのは、アブラムシがたくさん発生
(はっせい)する春(はる)になってからのことです。これからもまだ寒(さむ)い日(ひ)がく
るでしょうが、無事(ぶじ)にのりきってほしいものです。
並び替え: