
2010年03月05日高嶋清明
田んぼの畦
(あぜ)にハヤブサがとまっていました。警戒心(けいかいしん)の強いハヤブサが、飛(と)びたたずにじっとこちらを見ています。何やらいつもと様子(ようす)が違(ちが)います。
ハヤブサは体長(たいちょう)40~50cmほどの肉食の鳥です。おもな獲物(えもの)は鳥。世界中の鳥の中でもっとも飛ぶのが速(はや)く、急降下(きゅうこうか)の時の最高速度(さいこうそくど)は時速(じそく)300キロを超(こ)えたという記録(きろく)があります。ハヤブサは飛んでいる鳥をさらに上空(じょうくう)から襲(おそ)い、すれちがいざまに強い蹴(け)りで相手をしとめるそうです。
畦
にとまったハヤブサは、足に獲物をつかんで食べている途中(とちゅう)でした。むしりとった羽毛(うもう)がまわりに散(ち)らばっています。獲物はドバトのようです。大きな獲物なのでつかんで飛ぶのも大変だし、せっかく捕(とら)らえた獲物を置(お)いて逃(に)げるのもいやだし、どうしようかと迷(まよ)っているようでした。あまり近づかずに遠くから見ていると、ハヤブサはちょっと安心したのか、ふたたび食事をはじめました。
こうしてじっくりハヤブサを見るのは私も初めてです。あらためて足の太さに驚(おどろ)きました。
ハヤブサはそろそろ繁殖
期(はんしょくき)に入ります。庄内(しょうない)のハヤブサは、冬はよく田んぼ周辺(しゅうへん)に見られますが、春から夏にかけての繁殖
期は海岸(かいがん)で過(す)ごします。海岸の急な崖(がけ)に巣(す)を作り、子育てをします。
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