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自然だより

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タイワンハムシ

2010年08月27日湊和雄

今年(ことし)の6月 (がつ)に、沖縄本島(おきなわほんとう)で、これまで見(み)たことのない甲虫(こうちゅう)のなかまが大発生 (だいはっせい)しました。

金属 (きんぞく)のようにキラキラ輝(かがや)く緑色(みどりいろ)の胴体(どうたい)とオレンジ色の脚(あし)の組(く)み合(あ)わせは、1匹(ひき)で見(み)ると美(うつく)しいのですが、これが何(なん)100匹、何1000匹もかたまっていると、そうもいっていられません。

さまざまな植物(しょくぶつ)や、ときにはガードレールなどの人工物(じんこうぶつ)まで、成虫 (せいちゅう)の集団(しゅうだん)が見られました。しかし、幼虫 (ようちゅう)が見られるのはタイワンハンノキだけでした。この木(き)の (は)を餌(えさ)にするためです。

タイワンハンノキの葉 を食(た)べつくして、枯(か)れたようになった木がたくさん見られるようになりました。そのために餌が足(た)りなくなったのでしょう、タイワンハムシの成虫 の姿(すがた)も少(すく)なくなっていました。

ところが、最近(さいきん)になってタイワンハンノキの新(あたら)しい葉 が出始(ではじ)めました。すると、またタイワンハムシの姿が増(ふ)えてきました。再(ふたた)び、大発生 するのでしょうか?そして、いつまで発生 し続(つづ)けるのでしょうか?

体長(たいちょう)約(やく )10mm。和名(わめい)のとおり、もともとは台湾(たいわん)に生息 (せいそく)していた種類(しゅるい)です。

〇かがく ナビ管理人より
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文 湊和雄
湊和雄(みなと かずお) 1959年東京生まれ。琉球大学に入学し、沖縄に渡る。 大学勤務の後、94年よりフリーの写真家。 熱帯でも温帯でもない日本の「亜熱帯」を映像で表現するため、山原(やんばる)を中心に、琉球列島の野生生物をカメラとビデオで追う毎日。

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