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ミナミコメツキガニ2

2010年09月03日湊和雄

8月 26日に、琉球列島(りゅうきゅうれっとう)*に生息 (せいそく)するカニ3種類(しゅるい)が、新種(しんしゅ)だったことが発表(はっぴょう)されました。ミナミコメツキガニ、ミナミヒメシオマネキ、コメツキガニです。

これまで、琉球列島以外(いがい)の国内(こくない)や海外(かいがい)に生息 するものと同(おな)じ種類だと考(かんが)えられていたのが、琉球列島のものだけが、異(こと)なった特徴(とくちょう)があることが判(わか)ったために、別(べつ)の種類に分(わ)けられたのです。

ミナミコメツキガニとミナミヒメシオマネキは、国内では琉球列島だけにしか生息 しないため、和名(わめい)は変(か)わりません。コメツキガニは、琉球列島以外の国内でも見(み)られるために、リュウキュウコメツキガニという新しい和名で区別(くべつ)することになります。

昨年(さくねん)の3月 20日に紹介(しょうかい)したミナミコメツキガニ、で、詳(くわ)しく説明(せつめい)しましょう。国外(こくがい)では、台湾(たいわん)やフィリピンなどにも生息 して、これまで琉球列島のものと全(まった)く同じだと考えられていました。しかし、詳しく調(しら)べてみると、鋏(はさみ)や生殖 器(せいしょくき)の形(かたち)が異なるので、別の種類になったのです。

新種というと、これまで全く知(し)られていなかった生(い)き物(もの)が発見(はっけん )されるように思(おも)うかもしませんが、このようにして誕生(たんじょう)する新種もあるのです。甲羅(こうら)の幅(はば)約(やく )10mm。

*奄美諸島(あまみしょとう)から八重山諸島(やえやましょとう)までの亜熱 帯(あねったい)の島々(しまじま)

〇かがく ナビ管理人より
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文 湊和雄
湊和雄(みなと かずお) 1959年東京生まれ。琉球大学に入学し、沖縄に渡る。 大学勤務の後、94年よりフリーの写真家。 熱帯でも温帯でもない日本の「亜熱帯」を映像で表現するため、山原(やんばる)を中心に、琉球列島の野生生物をカメラとビデオで追う毎日。

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