2011年08月19日尾園暁
林(はやし)のそばの草(くさ)むらを歩(ある)いていると、足元(あしもと)の植物(しょくぶつ)に小(ちい)さな虫(むし)が集(あつ)まっていることに気(き)づきました。まるでガラス細工のように透(す)きとおったはねをもつこの虫は、スケバハゴロモです。
スケハゴロモはセミやカメムシと同(おな)じ仲間(なかま)の昆虫(こんちゅう)です。頭(あたま)の先(さき)からはねの先まで1cmほどと小さいのですが、はねが広(ひろ)いのでよく目
立(めだ)ちます。口(くち)は針(はり)のようになっていて、植物(しょくぶつ)に突(つ)き刺(さ)してその汁(しる)を吸(す)います。動(うご)きはゆっくりとしていて、近(ちか)づいてもあまり逃(に)げないのですが、つかまえようと手(て)を出(だ)すと、ピョンとジャンプしてあっというまに姿(すがた)を消(け)すという特技(とくぎ)を持(も)っています。
スケバハゴロモと近(ちか)い種類(しゅるい)に、茶色(ちゃいろ)のはねをもつベッコウハゴロモや、緑色(みどりいろ)のアオバハゴロモがいて、いっしょに見(み)つかることも多(おお)いのですが、スケバハゴロモははねが透きとおっているので簡単(かんたん)に見分(みわ)けることができるでしょう。