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花粉観測機「ポールンロボ」が全国で大活躍
2010年02月15日 滝田よしひろ
春が待ち遠しいこのごろですが、春は多くの人たちを悩ませる花粉症 の季節でもあります。民間の気象情報会社・ウェザーニューズは、独自(どくじ)に開発した「ポールンロボ」というスギ、ヒノキの花粉 の飛ぶ量を測(はか)る装置(そうち)を全国に700台設置(せっち)して、花粉 対策に役立ててもらうプロジェクトを進めています。
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| 家庭や会社、病院などで花粉を観測する「ポールンロボ」。 写真提供:株式会社ウェザーニューズ |
花粉の量を自動的に測る「ポールンロボ」
直径約15cmの球形で、人の顔のようなユニークなかたちをした花粉
観測機「ポールンロボ」は、人間の呼吸
とほぼ同じ量の空気
を装置のなかに吸い込むようにつくられています。そして、吸い込まれた空気
のなかにどれくらいの数のスギやヒノキなどの花粉
が含まれているかを、レーザー光
で花粉
の大きさや形を判別(はんべつ)しながら自動的に計測し、目
の色の変化でその日の花粉
の量を知らせてくれます。
花粉
がほとんど飛んでいないときは、「ポールンロボ」の目
は「白」ですが、鼻
水
が出たり、目
がかゆくなるなどの花粉症
の症状が出始める量になると、目
の色が「青」(花粉
量が30~99個)に変わります。さらに、花粉
の量がふえると、「黄」(100~199個)、「赤」(200~299個)、「紫」(300個以上)と目
の色が変わり、花粉
の飛んでいる状態(じょうたい)をひと目
で確認することができます。
また、「ポールンロボ」は、花粉
が飛んでいる量を測るだけではなく、気温
や湿度
、気圧
も自動的に測ることができます。そのデータは、1分間に1回インターネット
回線を通して、「ポールンロボ」を開発したウェザーニューズ社に送信され、全国から集まった情報は花粉
予報などに役立てられます。
全国で700台の「ポールンロボ」が花粉を観測
ウェザーニューズ社は、「ポールンロボ」を自宅や会社などの身近な場所に設置して、観測に協力
してくれる人々を、毎年、花粉
シーズンの前に全国から募集しています。この呼びかけに応えてくれた人々のなかから、今年(2010年)は700人が選ばれ、観測に参加しています。一般家庭だけでなく、会社や病院、学校などからも参加したいという声が上がっているそうです。
「今回も3,000名をこえるたくさんの方々から応募がありました。実際に花粉症
に悩んでいる方がほとんどで、自分が暮らしている場所の詳しい花粉
の量が知りたいという気持ちから応募される方が多いですね。ほかに、病院では、患者さんの症状からカゼか花粉症
かを見分けにくいときに、『ポールンロボ』の情報が役に立つというお話も聞いています。学校の参加はまだ少ないのですが、今後はもっと参加していただいて、子どもたちにも興味を持っていただけたらと思います」と、ウェザーニューズ社の徳丸友紀さんは話します。
全国に設置された700台の「ポールンロボ」から1分ごとに送られてくる観測データは、すぐにまとめられて同社のインターネット
や携帯サイトで1時間ごとに出される「花粉
予報」として公開されています。また、「ポールンロボ」を設置した人たちからは、観測データだけでなく、その日の花粉症
の症状なども送られてきます。これまで集まったたくさんの情報を活用して、ウェザーニューズ社では花粉症
対策に役立ててもらうためのさまざまな情報発信も行っています。
花粉症対策はまず情報チェックから
お父さんやお母さんが花粉症
に悩んでいるという人も多いと思います。最近は、子どもたちにも花粉症
が増えているといわれています。環境省の発表(2010年1月
22日)によれば、今年の春にスギ・ヒノキの花粉
が飛ぶ量は、昨年の夏の気温
が低かったことなどが影響して、全国のほとんどの地域で平年並みか、やや少なめと予測されています。しかし、花粉症
の人たちにとって、つらい季節がやってくることに変わりはありません。
花粉症
の対策としていちばんにあげられるのは、毎日の花粉
情報をしっかりチェックすることです。「ポールンロボ」による花粉
予報をはじめ、気象庁
や全国の自治体も、さまざまなかたちで花粉
情報を出しています。これらを参考にして、花粉
が多い日は、マスクをしたり、外出を控えるなど、花粉
から身を守ることを心がけたいですね。
■ウェザーニューズ「花粉
Ch.」:http://weathernews.jp/pollen/



